阪神大震災の直後、平成7年4月に着工しましたが、残土処分、生コンクリートの搬入等、交通の混乱した時期と交錯し、また民家に近接した現場の為、時間外作業を行うことができず、工程が予想どおりに進捗せず苦労しました。1期工事(6001−0−1号)は、掘削、残土処理がメインの工種で、2本の索道を有効に活用し、仮残土置地の確保もでき、それにより、残土のストックが可能になり、無事工期内に完成することができました。2期工事(7001−0−1号)は、ダム本体工事がメインとなりました。この近辺では初めての化粧ブロック(砂防ロック・フォーム)を、下流側全面に使用し、周囲の自然と調和して、美しい姿をみせています。有馬街道沿い、箕谷より少し北の『北勝』交差点より西方向に見えます。
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